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コモンデッキ博覧会
ローウィンブロック
白赤巨人

デッキポジション
能動■□□□受動
攻撃■□□□妨害
単純■□□□連携

ローウィンブロック
白赤巨人
メインデッキ
24 土地
13《山/Mountain(LRW)》
11《平地/Plains(LRW)》

20 クリーチャー
4《鳥の変わり身/Avian Changeling(LRW)》
4《死角持ちの巨人/Blind-Spot Giant(LRW)》
4《丘漁りの巨人/Hillcomber Giant(LRW)》
4《戦釘の変わり身/War-Spike Changeling(MOR)》
4《のろまのうろつき/Lunk Errant(MOR)》

16 その他の呪文
4《ごたごた/Hurly-Burly(LRW)》
4《つっかかり/Lash Out(LRW)》
4《忘却の輪/Oblivion Ring(LRW)》
2《首のへし折り/Neck Snap(LRW)》
2《飛翔する希望/Soaring Hope(LRW)》

コモンデッキ博覧会シリーズ
デッキデザイナー:九印
2008/05/15

特徴

 巨人はサイズが大きいので、相手のクリーチャーを気にせずにがんがん攻撃できます。
 その分コストも重めのクリーチャーが多いので、序盤は相手のクリーチャーに攻撃されやすいですが、多く入っている火力と除去で対処が可能です。

長所

 サイズが大きいので、クリーチャー数体で場を優勢に運ぶことができます。
 また火力と除去によって、あらゆるクリーチャーやパーマネントに対処することが可能です。

短所

 早いデッキがやはり苦手となります。クリーチャーをたくさん並べられるとこちらの展開が追いつかなくなるので、《ごたごた》や《つっかかり》といった軽いカードで対処していくのがよいでしょう。
 間に合うのなら《飛翔する希望》でライフを回復することができます。

 こちらの主力クリーチャーが重いので、押されている状況でピンポイントで主力を除去されたりカウンターされるとそのまま何も出来ずに負けてしまうこともあります。
 展開負けしないように自分のライフと場の状況を考え、どの呪文から使うかを吟味する必要があります。また、カウンターや除去に対してすぐさま次の行動に移れるように、ほかの戦力を手札に温存しておくことも有効です。

カード個別解説

《鳥の変わり身》
 このデッキでは軽くて飛行している巨人として使います。

《死角持ちの巨人》
 3ターン目にこれを出し、4ターン目に《鳥の変わり身》《丘漁りの巨人》《戦釘の変わり身》のいずれかを出すことで攻撃に参加できるようになります。

《丘漁りの巨人》
 4マナの巨人です。相手が《山》を持っていれば山渡りで攻撃を通すことができます。

《戦釘の変わり身》
 4マナの巨人です。マナを払えば先制攻撃を持つので、戦闘が有利になります。中盤の攻防の要です。

《のろまのうろつき》
 このデッキの主力です。単独で攻撃することで5/5トランプルとなりますので、大抵の敵を突破できます。《飛翔する希望》をエンチャントするのにふさわしいクリーチャーです。

《ごたごた》
 相手が小さいクリーチャーを多く展開してきたなら、これを1〜2枚使って除去しましょう。こちらのクリーチャーはあまり死なないはずです。

《つっかかり》
 クリーチャーを除去するための基本的な火力です。激突に勝てば本体にもダメージを与えることが出来ますが、コストの重いカードが多めなので、若干勝ちやすいかもしれません。また《飛翔する希望》をライブラリーの一番上に置けばほぼ勝てるでしょう。

《忘却の輪》
 場に出てしまった厄介なクリーチャーやエンチャント、アーティファクトを除去するために用います。

《首のへし折り》
 火力では焼ききれない強力なクリーチャーが戦闘にかかわる場合、これで除去できます。

《飛翔する希望》
 大型クリーチャーのダメージを通すための細工です。また、出遅れがちな巨人デッキが失ったライフを取り戻す助けになります。

プレイの指針

 こちらの展開としては、土地を3枚並べたところで《死角持ちの巨人》を出し、次のターンに《鳥の変わり身》《丘漁りの巨人》《戦釘の変わり身》あたりを出すことで《死角持ちの巨人》で攻撃するのがセオリーとなります。3ターン目に出てきた4/3にタイマンで勝てるクリーチャーはそうそういないため、ライフレースで優位に立つことができるからです。
 あとはそのまま大きなクリーチャーを数体並べて、《飛翔する希望》などをつけて攻撃すればそのまま押し切れるでしょう。

 しかし実際は、相手のクリーチャー展開のほうが早い場合が多いはずです。向こうのほうが先に攻撃準備を整えてきた場合は、《つっかかり》でうまく相手の戦力を減らしましょう。また数を並べてきた場合は、《ごたごた》を2枚まとめて使えば相手のクリーチャーの大半をまとめて除去できるはずです。
 そして《死角持ちの巨人》など何体かサイズで上回る巨人を展開すれば、相手はうかつにこちらに攻め込めなくなるはずなので、ゆっくりサイズで押し返しましょう。

 状況が有利な状態で硬直したら、毎ターン《飛翔する希望》をライブラリーに戻して《のろまのうろつき》につけて攻撃を繰り返すのが有効です。ライフを取り戻しながら相手にプレッシャーをかけることができます。

 アーティファクト、エンチャントに対処できるのは《忘却の輪》だけなので、ほかの除去で対処できるクリーチャーに対してうかつに使ってしまわないようにしましょう。

デッキを強化するアンコモンカード

《雲山羊のレインジャー/Cloudgoat Ranger(LRW)》
 5マナで3/3とサイズは普通ですが、キスキン・トークンを3体生み出すので、防御では6/6と考えることもできます。相手の攻撃を4体止められるブロッカーとも考えられるので、序盤押されがちな巨人デッキを助けてくれます。たまに飛行して攻撃することもできます。

《雷雲のシャーマン/Thundercloud Shaman(LRW)》
 何体か巨人を並べてからこれを出すと、一方的な全体除去として機能します。4/4とサイズも十分です。

《さまよう灰髭/Wandering Graybeard(MOR)》
 5マナ4/4と十分なサイズを持つ上、ライフを獲得することで押し負けている展開を食い止めます。

《黒曜石の戦斧/Obsidian Battle-Axe(MOR)》
 ほとんどのクリーチャーが戦士なので、速攻をつけることで展開の遅れを取り戻してくれます。


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