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コモンデッキ博覧会
シャドウムーアブロック
赤緑ステロイド

デッキポジション
能動■□□□受動
攻撃■□□□妨害
単純■□□□連携

シャドウムーアブロック
赤緑ステロイド
メインデッキ
24 土地
13《森/Forest(SHM)》
11《山/Mountain(SHM)》

23 クリーチャー
4《献身のドルイド/Devoted Druid(SHM)》
4《ぼろ布食いの二人組/Tattermunge Duo(SHM)》
4《泥騒ぎの略奪者/Mudbrawler Raiders(SHM)》
3《野リンゴの群勢/Crabapple Cohort(SHM)》
4《イラクサの歩哨/Nettle Sentinel(EVE)》
4《枝細工下げの古老/Wickerbough Elder(EVE)》

13 その他の呪文
4《痕跡焼き/Burn Trail(SHM)》
2《大神のルーン/Runes of the Deus(SHM)》
4《穿刺破/Puncture Blast(EVE)》
3《怪物化/Monstrify(EVE)》

コモンデッキ博覧会シリーズ
デッキデザイナー:九印
2008/10/08

特徴

 クリーチャーが強い緑と、火力呪文を持つ赤の長所を合わせた攻撃的なクリーチャーデッキです。
 序盤からクリーチャーで攻撃しつつ、中盤に緑のサイズの大きなクリーチャーを展開していきます。攻撃を通すためにクリーチャーを除去したり、最終的に本体に直接ダメージを与えるために火力呪文を使います。
 もっとも基本的なクリーチャーデッキのひとつです。

長所

 序盤のクリーチャーから後半のクリーチャーまで、全体的にサイズが大きめなのでクリーチャー戦で優位に立てます。
 またクリーチャーの攻撃を通したほうがよいときは火力をクリーチャー除去として使い、対戦相手のライフが残り少なくなったら本体に直接火力呪文を使うことができるので、状況に応じて柔軟に対応できます。
 緑はアーティファクトやエンチャントに対処できる色なので、1つのカードに対処できなくて負けるというはまりパターンを防ぐことができます。

短所

 クリーチャーを並べて殴るデッキなので、一度に複数のクリーチャーを除去できる呪文が苦手です。攻めに必要な数を場に揃えたら、残りは手札に温存しましょう。
 手札を増やす手段も無いので、手札を使いすぎて相手にしのがれるとその後は相手を追い込めずに負ける可能性が高いです。全体除去を使われる場合と同様、十分な攻撃クリーチャーを場に出しておいて二の矢三の矢を手札に残しておく判断が必要です。
 火力呪文ではタフネスの高いクリーチャーを除去しにくいので、弱いクリーチャーで攻撃して相手がブロックし、戦闘ダメージを与えてから追加で火力呪文を使うなどのあわせ技が必要になります。
 飛行クリーチャーがいないので相手の回避能力クリーチャーを火力以外で防ぐことができません。常に攻めに回って相手がこちらを攻撃してこないような試合展開を心がけましょう。

カード個別解説

《献身のドルイド》
 2マナのマナクリーチャーです。3ターン目に4マナ、または無理して5マナを出すことですばやいクリーチャー展開をもたらしてくれます。

《ぼろ布食いの二人組》
 3マナ2/3で、続くターンに《泥騒ぎの略奪者》を出すことで3/4森渡りとして攻撃に行けます。赤の火力を使うときにパワーがあがるので戦闘中に突然大きくなることも可能です。

《泥騒ぎの略奪者》
 4マナ3/3の攻撃役です。《大神のルーン》をエンチャントすれば5/5二段攻撃トランプルという超強力フィニッシャーになります。

《野リンゴの群勢》
 5マナ4/4ですが、このデッキなら緑のクリーチャーがたくさん入っているのでほとんど5/5の状態です。大抵のクリーチャーに打ち勝てるでしょう。

《イラクサの歩哨》
 1ターン目に出せる2/2なので、最序盤から攻撃できます。通常のアンタップはしませんが、このデッキなら《怪物化》も含めてほぼ毎ターンアンタップできるでしょう。

《枝細工下げの古老》
 通常は4マナ3/3ですが、相手のアーティファクトやエンチャントを破壊することで4/4にサイズがアップします。

《痕跡焼き》
 ソーサリーで4マナ3点火力とやや使いにくいですが、《ぼろ布食いの二人組》《泥騒ぎの略奪者》を利用すれば呪文をコピーできるのでクリーチャー除去や本体火力として便利になります。

《大神のルーン》
 赤緑のクリーチャーにエンチャントすることでそれを大幅に強化する、ゲームを決めるカードです。《ぼろ布食いの二人組》ならつけたターンは5/6森渡りトランプル二段攻撃になるので、相手が《森》を置いていたら10点のダメージが入ります。

《穿刺破》
 3マナ3点インスタントの使いやすい火力呪文です。萎縮を持っているので倒しきれない大型クリーチャーに使っても無駄になりません。

《怪物化》
 ソーサリーなので戦闘トリックとしては使えませんが、後半不必要な土地を残しておいて何度も使用できるので、+4/+4という大きな修整をうけて攻撃の手を休めずにすみます。

プレイの指針

 まずは《イラクサの歩哨》《献身のドルイド》を出して攻撃・援軍プレイの準備を整え、次のターンからさらにクリーチャーを追加していきます。手札に《痕跡焼き》があれば《ぼろ布食いの二人組》《泥騒ぎの略奪者》を優先、アーティファクトやエンチャントを相手が使ってきたら《枝細工下げの古老》、そうでなければ《野リンゴの群勢》を出して攻撃しましょう。

 中盤以降、場が膠着してきたら、出番の無くなった《イラクサの歩哨》や《献身のドルイド》に《怪物化》を使い、相手の主力クリーチャーとの相打ちを狙って攻撃します。さらに《痕跡焼き》や《穿刺破》でクリーチャーを除去、攻勢を維持します。
 最終的には《大神のルーン》や火力呪文で止めを刺すことができるでしょう。

デッキを強化するアンコモンカード

《見下し/Tower Above(SHM)》
 アンタップ状態の相手のクリーチャーを1体強制的にブロックに参加させられるので、除去のような使い方ができるのが強みです。3マナで+4/+4と萎縮、トランプルがつくので、相手の戦線を乱しつつ本体にもダメージを通しやすいです。

《ボガートの突撃隊/Boggart Ram-Gang(SHM)》
 3マナ3/3という優れたサイズに速攻と萎縮を持つため、序盤から攻撃の主力になれます。相手に大きいサイズのブロッカーが出てきても萎縮があるので無駄にならないところもよいです。

《ぼろ布食いの偏執狂/Tattermunge Maniac(SHM)》
 1マナでパワーが2あるので序盤のアタッカーとして活躍できます。必ず毎ターン攻撃してしまうので、火力や強化呪文でサポートしたりするとよいでしょう。

《ぼろ布食いの魔女/Tattermunge Witch(SHM)》
 2マナ2/1のアタッカーとしての役割のほかに、ブロックされたクリーチャーを強化する能力があるので、こちらの主力を相手の捨て石でブロックされるような状況でパワーパンプとトランプル付与が役立ちます。

《双刃の斬鬼/Twinblade Slasher(EVE)》
 1マナ1/1萎縮とやや頼りなく見えますが、マナを払えば3/3になれます。相手がブロッカーを出してこなければ素で殴りつつ後続クリーチャーを展開、相手がブロッカーを出してきたら3/3萎縮として相打ちや本体ダメージを狙う、という行動の選択が選べるようになります。


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