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コモンデッキ博覧会
シャドウムーアブロック
青黒ビートダウン

デッキポジション
能動■□□□受動
攻撃■□□□妨害
単純□□■□連携

シャドウムーアブロック
青黒ビートダウン
メインデッキ
23 土地
13《島/Island(SHM)》
10《沼/Swamp(SHM)》

20 クリーチャー
4《鎖千切り/Chainbreaker(SHM)》
4《茨苺の群勢/Briarberry Cohort(SHM)》
4《翼鳴らしのカカシ/Wingrattle Scarecrow(SHM)》
4《砂利エラの二人組/Gravelgill Duo(SHM)》
4《砂利エラの斧鮫/Gravelgill Axeshark(SHM)》

17 その他の呪文
4《夢への委託/Consign to Dream(SHM)》
4《傷鱗の儀式/Scarscale Ritual(SHM)》
3《命運の転送/Fate Transfer(SHM)》
3《割れるような頭痛/Splitting Headache(SHM)》
3《恐君主の兜/Helm of the Ghastlord(SHM)》

コモンデッキ博覧会シリーズ
デッキデザイナー:九印
2008/09/11

特徴

 このデッキは回避能力持ちのクリーチャーで攻撃し、自分のライフを失っても攻撃の手を休めないことで相手のライフを0にすることを目的としています。
 飛行や畏怖を持つクリーチャーがいるので、相手の防御クリーチャーをあまり気にせずに徐々に相手のライフを減らしていくことができます。

長所

 序盤から回避能力で攻撃できるため、攻めあぐねて膠着することが少ないです。
 またドロー呪文を使うことで息切れを防ぐことができます。
 これらの組み合わせで、常に場にクリーチャーを出し続けて攻め続けることができます。相手はブロックもままならないので、そのまま一気に勝つことも可能です。

短所

 クリーチャーのサイズが小さいので、どんな弱い除去や火力でも簡単に排除されてしまいます。また複数のクリーチャーを並べるので、全体除去も苦手です。
 相手の手札の残りや場の状況を考えて、どれくらいのクリーチャーで攻めればよいかを考えましょう。
 クリーチャー以外のパーマネントに対処するのも苦手です。バウンス呪文をクリーチャーに浪費しないように気をつけましょう。エンチャントやアーティファクトならバウンス呪文と手札破壊を組み合わせれば排除可能です。

カード個別解説

《鎖千切り》
 一見ただの1/1ですが、《命運の転送》を使えば相手の2/2を除去しつつ3/3クリーチャーが登場します。頑強で戻ってきた《砂利エラの斧鮫》などの-1/-1カウンターを取り除いて延々生きながらえさせることも可能です。

《茨苺の群勢》
 飛行を持つ序盤からの攻撃役です。早々に次の青いクリーチャーを出すことで相手のライフを大きく削ることができるでしょう。

《翼鳴らしのカカシ》
 《茨苺の群勢》が出ていれば3マナ2/2飛行と十分な性能を持ち、砂利エラがいれば頑強も加わります。

《砂利エラの二人組》
 これを出しておけば《茨苺の群勢》《翼鳴らしのカカシ》が強化されるほか、デッキに多く入っている青黒呪文を使うことで3/2畏怖クリーチャーとして攻撃に参加できます。

《砂利エラの斧鮫》
 3/3で頑強を持ち、後半の地上ブロッカーとして働いてくれます。

《夢への委託》
 エンチャントやアーティファクトなど、困るパーマネントに使って一時をしのぎます。攻撃を通せば勝てるというときならクリーチャーにも使いましょう。

《傷鱗の儀式》
 使うにはクリーチャーに-1/-1カウンターをおく必要がありますが、それは《鎖千切り》で取り除くことが可能です。《砂利エラの二人組》の攻撃を通したいターンに使うのがベターです。

《命運の転送》
 このデッキでは-1/-1カウンターを相手に贈りつけて除去の代わりとします。同時に《砂利エラの二人組》を3/2畏怖にすることが可能です。《鎖千切り》や頑強で乗った-1/-1カウンターを相手の頑強持ちにプレゼントしましょう。

《割れるような頭痛》
 相手の手札が2枚のときに使って後続や除去を絶つのが基本です。《夢への委託》の直後にプレイしてパーマネントを墓地送りにすることもできます。《砂利エラの二人組》に畏怖がつくことも忘れずに。

《恐君主の兜》
 攻撃力の低いクリーチャーをサポートできるオーラです。《砂利エラの二人組》につければそのターンは5/4畏怖になりほぼ確実に効果を発揮してくれます。《砂利エラの斧鮫》につけて地上から5/5で無理やり殴るのもよいですし、つねに飛行がついている《茨苺の群勢》で確実にカードを引く手もあります。

プレイの指針

 とにかく相手の地上クリーチャーを無視して序盤から攻撃していく必要があります。序盤はブロックのことは考えず、クリーチャーが無駄死にしない範囲で、常に攻撃していきます。
 《茨苺の群勢》《砂利エラの二人組》《翼鳴らしのカカシ》が並べば数ターンで決着をつけることができるでしょう。
 ただしこちらが攻撃するということは相手のクリーチャーをブロックできないということなので、こちらのライフが10を切ったあたりで《砂利エラの斧鮫》などのブロッククリーチャーを準備しておく必要があります。相手の攻撃は地上のクリーチャーでブロックし、こちらはそのまま回避能力を持つクリーチャーで攻撃し続ければ最後の残り少ないライフを削り取ることができます。
 《砂利エラの二人組》はほかの2体と違い通常は畏怖を持っていないので、なるべく攻撃する前に青黒か青の呪文を使いましょう。

 相手の展開がこちらより早いようなら《鎖千切り》を1/1のブロッカーとして登場させて時間を稼ぐ必要がありますが、《命運の転送》があれば除去しつつ3/3を登場させるチャンスです。相手が2/2クリーチャー2体で攻撃してきたときにすかさず《命運の転送》を用いれば、1体を除去し、もう1体を3/3でブロックすることで2体とも退治が可能です。

 《夢への委託》は基本的には時間を稼ぐだけの呪文なので、ただ1ターンを稼ぐためだけにクリーチャーに使用することのないようにしてください。オーラつきのクリーチャーを戻したり、このターンに飛行クリーチャーを戻せばこちらの攻撃を通して次のターンにはブロックされても勝てる、というような状況を作り出すためなら、クリーチャーに打つのも重要です。
 エンチャントやアーティファクトがどうしても邪魔であれば、《割れるような頭痛》と《夢への委託》の両方がそろうのを待ってください。相手のターン終了ステップ中に《夢への委託》でバウンスし、こちらのターンで《割れるような頭痛》を使えば捨てさせることができます。ただし赤か緑の場合はライブラリーの一番上に置かれてしまうので、一時しのぎにしかなりません。その間に決着をつけるしかないでしょう。

デッキを強化するアンコモンカード

《スズメバチの槍兵/Wasp Lancer(SHM)》
 3マナ3/2飛行という強力なアタッカーです。《恐君主の兜》との相性も抜群。

《墨深みの浸透者/Inkfathom Infiltrator(SHM)》
 2/1と小さい体ですが、ブロックされないので、《恐君主の兜》の恩恵を確実に受けることができます。

《ヒル結び/Leech Bonder(SHM)》
 カウンター移動能力を使い、こちらの-1/-1カウンターを相手に送りつけることができます。

《増え続ける荒廃/Incremental Blight(SHM)》
 最大3体のクリーチャーを除去可能な強力カードです。カウンター移動と組み合わせれば4/4以上のクリーチャーも排除できます。

《カミソリひれの廃術士/Razorfin Abolisher(EVE)》
 相手の手のつけられないクリーチャーに-1/-1を乗せてバウンスしたり、こちらの頑強クリーチャーを戻して綺麗な状態でプレイしなおすことのできる器用なクリーチャーです。


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